Dec 1, 2007

バンクーバーを地理的に考える

もう12月ですね。こないだ、今年は去年の今頃ほど寒くないか?なーんて書いたら、早速来ました、今年も!

明日の朝の予報、-8℃

夕方には雪になるらしい。天気予報のお姉さんは「家にいたほうが良いわね」なーんて言ってるし(笑)

・・・と言っても、カナダのほかの場所に住んでる人から言ったら、別にそんなに大げさに言うほどのことでもないんだろう。これは、バンクーバー感覚だから。全国的に寒いイメージのカナダの中で、バンクーバーは、例外的に暖かい場所なのだ。北緯49度という位置にもかかわらず、少なくとも日本人が緯度からイメージする気温よりはだいぶ暖かい。(ちなみに東京:北緯35度、札幌:北緯43度)冬の感覚としては東京とほとんど一緒と言っても良い。少なくとも北海道よりは断然暖かい。

調べてみると、バンクーバーは「西岸海洋性気候」のエリアに属するそうで、その中でも月平均気温10℃以上の月が4ヶ月以上の「Cfb」。(3ヶ月以下ならCfc。)・・・そう、「ケッペンの気候区分」。その名前は忘れていたとしても、昔中学校の地理の時間に習った記憶がありますね、なんだか(笑)。この地域の特徴として、暖流とその暖かさを運んでくる風(偏西風)の影響で緯度の割に寒くない、とあります。なるほど、そういうことなのですね。

では、日本はと言うと、学校で習ったとおり、大部分は「温暖湿潤気候(Cfa)」に属します。ちなみに・・・ちょっと思い出して、記号の意味について考えてみると、大文字のCは「温帯」、続く小文字のfは「湿潤」を意味します。じゃ、最後のa/b/cの違いは・・・簡単に言うと、aに属する条件は年間降水量が一定以上であること。特徴としては気温の年較差が大きくて、特に夏に高温多湿になる、ということ。それから四季の変化がはっきりしていると言うこと。bとcの違いは上述の通り。

ただし、日本でも一部の地域(高地や北海道など)は亜寒帯(冷帯)湿潤気候(Dfa,Dfb)となるので、・・・やっぱり区分上もバンクーバーよりは寒いんですね。

それから、一般的にイメージされる大部分のカナダ(バンクーバー以外)はご期待通り(?)、冷帯に属します。現在の気温、カルガリー:-17℃、ウィニペグ:-21℃。トロントでも-8℃。この辺はこの先ますます寒くなりますから、カナダ留学や移住を検討される方はそのあたりも十分ご検討を。ただ、こういう場所の暖房設備はかなりしっかりしてると思いますけどね。以前、ウィニペグ出身(確か)の人が、自分の通っていた大学について、「構内のあらゆる建物が全部地下でつながってた」と言うのを聞いてびっくらたまげたことがあります。冬場は外には一歩も出ないんだと。。。

と、いうわけで、東京とバンクーバー、気候は結構近いんだということが科学的(?)にお分かりいただけたと思います。違うのは、やっぱり夏場の湿気は日本ほどものすごくはない。夏はカラッとしていて、気温も20度台だし、過ごしやすいです。

それから、ここの紫外線はかなーり強力。一説には日本の7倍(!)とか。夏場に油断してノースリーブなんて着てるとあっという間に肩が真っ赤に日焼けします。サングラスも必須だし。ただ、紫外線は低緯度ほど強くなる(低緯度の地域ほど人の肌の色が濃くなるのはそのため)というのに、これは一体どうしてなんだろう?紫外線の強さには標高も関係しているようですが(当然、標高が高くなると太陽に近くなるので紫外線も強くなる)、1000mにつき10%程度の増加らしいし、それでは説明つきません。そもそも、バンクーバーは海に近いし、あまり標高が高いとは思えないのですが。ではまさか・・・オゾン層破壊の影響とか?!うーん、誰か教えてー!

でも、日差しが強いのは体感的に事実なのですが。だから夏場に観光で来る人は日焼け止め+サングラス必携です。もちろんこっちでも手に入りますが、日本のSPF100とかの超強力!絶対焼かないぞ!って感じの気合の入ったやつ(笑)はこっちでは見ません。逆に、真夏のギンギラ日差しの中、芝生に転がって焼いてる人、多いんですが。皮膚ガンにならんのだろうか?

・・・と言うわけで、なんだかんだと調べていたら久しぶりに地理の時間を思い出して面白くなってしまいました。

明日、雪になったら、また交通が「東京並み」に混乱するのは目に見えてるので、お姉さんの言うとおり外出は避けるのが賢明だろうな。(でも出かける予定あり。)ここの人達も東京人と同じで雪に慣れていないから、雪になると車があちこちでスリップしまくりです。スタッドレスなんて誰も装着してないんじゃないだろうか。

(以上、紫外線以外のデータはWikipediaより。)

でも、雪が降るということはいよいよ本格的なスキーシーズン到来!今年こそは~。

4 comments:

Mayo said...

期待通り、雪ふったね。 バンクーバーほど寒くはないようだけど、シアトルも雪+1度の気温です。 まあ、まだ0度以上だからそんなに寒くはないけど。 ただ、シアトルって坂がかなり多い(しかも、かなり急)ので、家の前の坂を通るバスはかーなりゆっくりはしってたよ。 そういえば、去年だかおととしだかに、バンクーバーで、バスが坂を滑り落ちたんだよね。 きっとブレーキもきかなかったんだろうけど、ちょうど、ニュースの撮影のまん前でおこって、怖かったわ。 

orange said...

期待通り降った~!結局こっちでも気温はそれほど下がらず、せいぜい-2℃ぐらい。シアトルでも降ってるんだね~。まぁきっとこんかいのはすぐ解けるんだろうけど。バーナビーのはちょびっと根雪になりつつあるけど。あそこは標高が違うから(笑)

バスが坂を・・・さもありがちで(もしかしてバーナビーの山行きで?)、でもやっぱ怖いわー。ていうか自分がもし運転したら(こんな天気の日にはしないけど)、絶対バスの後ろにはつかないようにしたい・・・。

mayo said...

なんか、いま洪水になりそうだね。 
バスが滑り落ちたのは、Boundaryだよ。 あそこ、結構坂おおくて急だからね・・・。 幸い、バスがおっこったときは下にはだれもいなかったよ。 あの忙しい道では奇跡に等しい。 

orange said...

雪が降ったかと思えば、今度は土砂降りだし、今の気温12℃。差がありすぎ。

雨が降ると今度はまた去年みたいに水パニックになるのが怖い・・・

この辺、特にバーナビーはあちこち坂だらけだもんねぇ。雪の日は車なんか乗らない(バスも・・・)に限るかも。自分が安全運転でも回りがヤバイ。