Mar 10, 2008

時は変われど、システムは・・・?

日曜日の昨夜、アメリカとカナダでは、Daylight Saving Time(日本では夏時間と訳されるけど、まだ全然夏じゃない)に突入。午前2時に1時間進み、その瞬間、3時に。

色々言うと却ってややこしくなるけど、いつもの感覚で朝8時に目覚めたら実際は9時になってるので1時間損した感じです。DSTが終わるときは逆に得した気分ですが。

で、年2回、家中の時計を進めるor遅らせる必要があります。
ただし、パソコンと携帯電話はシステムが自動的に時刻を進めてくれるので大丈夫。

ところで、DSTに入る日時は、2006年までは
開始:4月第1日曜、終了:10月最終日曜、だったのですが、2007年から
開始:3月第2日曜、終了:11月第1日曜、に変更されました。

何でもこの変更でエネルギー削減効果があるとかで、アメリカが決めたことなのですが、必然的に地続きのカナダも追随するはめに。


さて、こういう「制度」の変更があると、とても困る職業があります。それは、私の元の職業、システムエンジニア。

世の中には、「日付」「時間」を元にして動くシステムがたくさんあります。でも、人が作る「決まり」には、結構ややこしいルールが多くて。たとえば今年もそうだった「うるう年」もその1つ。毎日毎日、プログラムされたとおりにきっちり動くコンピュータに「4年に一度だけ、2月は1日多いんだよ」という事を教えるためには、ちょっと追加のプログラムを組み込んでおかねばなりません。

しかも、うるう年には実は結構ややこしいルールがあって、
  1. 4で割り切れる年はうるう年である
  2. でも100で割り切れる年はうるう年ではない
  3. でも400で割り切れる年はやっぱりうるう年である
・・・という、なんじゃそりゃ?!な決まりなのです。

もちろん、こんな事システム屋になるまで知りませんでした。だけど、私がまだ新米SEだった2000年、この年が3番目のルールに当てはまる年で、これが世に言うシステム界の大混乱、Y2K2000年問題)の一因だったので、そりゃ嫌でも。(※なおY2Kの主因はこれではなく、当時、古いシステムが「年号」を下2桁でしか持っていなかったため、"00"になると1900年と勘違いしちゃう、ということだったのですが。)

ま、もう8年も前の話なんですが、当時ペーペーの私も、古いプログラムを片っ端から直したり、その年のお正月は謹賀新年もへったくれもなく、会社で交代で張り込みなんて目に遭ったので、今でも覚えてるんでした。


さて、では冒頭の去年の制度変更は、IT界に混乱を巻き起こさなかったのか?

実際この事はY2K7と呼ばれ、問題視されてはいました。ただし、私が知る限り、混乱はそうでもなかったようです。

とは言え、実は前回(2007年11月)にDSTが終わったとき、ある現象に気づいたんです。それは、私の携帯電話、時刻がちゃんと調整されなかったこと。

こちらの携帯電話には、時刻の自動調整モードと手動モードがあり、自動モードにしておけば、DSTの入り/終わりの時に、自動的に時刻を調整してくれます。ところが昨年、なぜかDST終了の1週間前に、時刻が勝手に1時間遅らされてしまいました。仕方なく手動モードにして直しました。数日たって、自動モードに戻してみると・・・今度はちゃんと時刻が合っている。

そのときに、もしや・・・と思いましたが、今回、確信しました。今度は、DSTに入ったのに時刻が進まない。

F社の時刻自動調整システムは、まだ2006年以前のままだ! おいおい、直せよ~~~~~。もう1年経っているんだし。

同じカナダの携帯電話を使っている人でも、別の会社を使っている人はちゃんと調整されているらしいので、これは、私の使っているF社固有の問題だと思います。

しかし、こういうのがもし日本の○コモとか、○フトバンクで起こったら・・・少なくともIT界の大ニュースになること間違いなしなのですが、ここカナダでは、そんなの誰も屁とも思わないのか、いっこうにそれが「問題だ!」って言われてるのを聞いたことがありません。

ちなみに前回の時、F社のカウンターで「時刻がちゃんと合わないんだけど」と言ってみたら、カウンターのお兄さんに「あー、自動モードは信用できないから手動にしたほうが良いよ~、ハハハ~」と、あっさりかわされました。

システム、全然信用されてないし。それに、皆あんまり気にしてないみたいだし。

私が日本にいた頃の常識は、「システムに間違いはあってはならない」です。でも、人が作るものだから大抵はどこかにバグ(不具合)はあるものですが。だから常に、バグ出さないか、ビクビク・・・

だけど、それがバグと言われるかどうかはどうやら使うほうの受け取り方如何みたいですね。やっぱり、外に出てみないと分からないものです。これは単に国民性の違い?

でもカナダのIT技術は世界でも先進、って言われるんですけどね。

私も、いっそのことこの国でSEになったら、きっと、ちょっとぐらいのバグは大目に見てもらえる?!

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2 comments:

フランソワ said...

ははは サマータイムの変更から
システムのことを思い出すなんて
まだまだエンジニア力健在ですね*^^*
立派な職業病!?

orange said...

フランソワ

ははは、立派な職業病だね。

カナディアンはやっぱり大らからしいよ、こういうとこでも。

ところで、今フランス語圏にいるけど、私もフランス語勉強しておけばよかった!数も数えられません。。。アウチ。