Jan 14, 2010

ハイチ地震とカナダ総督

大地震に襲われたハイチの痛ましい現状はこちらでも連日ニュースで報道されています。

中米にあるハイチは地理的にカナダから近いこともあり、早い時期に多くの支援団が現地に向かっているようですが、やはり現地の混乱はすさまじい様で、救助は困難を極めている模様です。

そんな中、倒壊した建物の下敷きになったカナダ人女性が、カナダ政府に携帯でテキストを送って助けを求め、救助されたと言うニュースもありました。


今回の地震でカナダ人にとって一番大きなインパクトを与えたのは、カナダ総督、ミカエル・ジャンのメッセージだったのではないでしょうか。

その前に、カナダ総督とはどのような立場の人かと言うと、簡単に言えば、今でもイギリス連邦にあるカナダの「元首」であるイギリス国王(現在はエリザベス女王)の代理、という役割です。普段はカナダにいない(当たり前だけど)女王様の代わりに、その座についている、という感じです。(政治的な実権はほとんどない)

その「カナダの女王様」にあたるジャン総督、実は元々ハイチからの難民としてカナダに渡ってきており、初の黒人のカナダ総督となっています。女性総督としては先代のクラークソン(中国系)に続き2代目です。

カナダ総督としての立場からではありましたが、故郷を思って涙を流し、声を詰まらながらのスピーチは、カナダ人に相当のインパクトを与えたはずです。

政治的に混乱が続くハイチから逃れ、移民として暮らす人ももちろんカナダには数多くいます。その中で、苦労を重ねながらも国家元首の立場にまでなったジャン総督には皆勇気付けられているのだと思います。

カナダの多民族国家ぶりが、ここでも垣間見えました。

募金は各携帯会社で受け付けているそうです。

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