Sep 10, 2010

歯医者と救急病院に行った日

久々に私自身の話題を。

ここ数年、(産科以外の)病院にはめっきりお世話になっていなかった私。健康なのは良い事なのですが・・・

日本にいた頃に比べて、気軽(?)に病院に行くってことをしなくなりました。

理由は、風邪ぐらいでクリニックに行っても、どうせ結局市販薬を飲むようにって言われるぐらいだから。日本と違って風邪ごときでは抗生物質なんて処方されません。

そして私、カナダに来てから4年間、歯科と眼科には全く行ってませんでした。

歯と目が丈夫なことが取り得と言える私。歯の方は(永久歯になってから)虫歯になった事がなく、目の方はとりあえず裸眼で生活できる視力がある(左右差はかなりあるけど)。どちらも、人並みには気をつけてるけどそれ以上の特別な事はしてないので、体質と言えるのかも
(丈夫に産んでくれた母に感謝!)。カナダに来る直前に受けた歯科チェックでは(当時既に30代だったのに)15歳並の歯と言われたし。う・・・嬉しい、かも?歯だけ若々しくても?、だけど。

これにはとても助かっていて、なぜかと言うと州の保険(BC Medicals)は歯科と眼科のカバーがないから。学生だったら大学が歯科と眼科の保険に入れてくれていたのだけど(といっても、卒業間際からこの制度が始まって、結局恩恵に預かれなかった!)、今や無職なのでオプショナルの保険は全く持っていない私。

いくらそれでも歯のクリーニングには行かなきゃなーと思いつつも、実費になってしまうのと、今のところ不便がないってのでつい億劫になってしまい・・・

でも、先日相方が新しいdentistに治療を受けに行き、そこを気に入ったのをきっかけに、気が付いたら私の分までクリーニングの予約が入れられてました。

しかし、何を思ったのか私の予約と相方の予約が1時間差で入れられている。それじゃー誰がどうやってムスコを見るのさ!・・・というわけでグラニー(相方ママ)にご登場願い、こちらに来て初めての歯医者へ向かったのでした。

まず初回は検査(レントゲン撮影)。これまでの歯科治療歴などを聞かれたものの、こちらに来てから歯医者にかかった事がなかった故、歯関係の英語ボキャブラリーが全然ない事に気が付いた私。(やっぱり使う機会がないと言葉は覚えられないものです。)自分の矯正歴を説明するのに四苦八苦・・・。(歯は丈夫なんだけど噛み合わせが骨格からまずすぎる私は、子供の頃矯正をしていたのです。)

ちなみに、普通の歯科はdentistですが、矯正歯科はorthodontistと言います。

検査の結果、奥歯にひとつごく初期の虫歯があるって事が判明。歯の質がやっぱり割と丈夫らしいので、進行は遅いだろうって事ですが、今のうちにfilling(詰め物)をして進行を予防してしまうのが良いでしょう、とのこと。

それから、実は私親不知をひとつも抜いていないのですが、これも将来の虫歯の予防のためには抜いてしまう方が良いとは思うけど、とりあえず急ぐ必要はないとの事。この辺をゴリ押ししてこない辺りこの歯医者さんは良心的なのかもしれない、と思った。

実は日本にいた頃にも一度歯医者さんにかかった折に、親不知を抜いた方が良いか尋ねたのだけど、幸いどれも真っ直ぐ生えているとのことで、支障がないだろうから抜かなくても良いと言われていたのでした。その歯医者さんも真面目実直!って感じの人で、都内の一等地だったにもかかわらず、あんまり儲けてなさそう(失礼)って感じだったもんなぁ。

とにかく・・・Dr.の勧めに従って、とりあえずクリーニングとfillingの予約をひとつずつ入れました。

歯医者が終わってから、お昼を買って急いで家に帰り、ベビーシッターをしてくれていた相方ママと一緒にお昼を食べてバトンタッチ。お疲れ様でした~。


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さて、異変が起こったのはその日の夜更けの事。

夕方から、大泣きはしないけどちょっと手を離すと「フギャー」と言いはじめるムスコをあやしつつカレーを作り、お風呂に入れて、ちょっと鍋に焦げ付き始めたカレーをようやく食べ始めた11時ごろ。

カレーを一口飲み込んだらなんだか喉の辺りに違和感を感じた。首筋に手を触れてみたら、喉の左側の付け根の辺り(リンパ節?)がブワっと腫れ上がっていてびっくり。それにそういえば顔や首周りがなんだか痒くてさっきからボリボリ掻いていた私・・・。それから、私が何かのアレルギー反応を起こすときによくある舌の痒みが、このときも何故か左側だけ・・・。

というわけで、何かのアレルギー反応が起きてるんじゃないかという気がした。でも心当たりがない。歯科でしたのはレントゲン検査だけで、何の薬も使っていないし、カレーは今食べ始めたところだけど?

ちょうどその時散歩に行ってた相方が帰ってきたところを捕まえて、これ何だと思う?と見せてみたら「・・・病院に行こう」と。

そこでムスコを見ていてもらうのに、またまた相方ママを呼び出す事になってしまい、彼女にとってはやれやれな1日になってしまった。もちろん私達のため、そして可愛い孫のためなら、いつでも駆けつけるわよ!と言ってくれるのだけど。車で10分の距離にいてくれるのは、こういう時本当に助かる。

夜中なので行く先は救急病院しかない。結局、出産したのと同じ総合病院のエマージェンシーへ。3週間前にもここから病院に入ったんだよねぇ~(ほぼ同じ時間だったので)。

エマージェンシーの受け入れにはまずトリアージがあって、問診によってacute care(緊急治療)かfirst aid(応急処置)かへ振り分けられる。まぁ自分で歩いて入って自分で症状を言える私はもちろんfirst aidなわけだけど。そこで、名前や生年月日、ケアカードNo.などが書かれた腕輪を付けられ、first aidの病棟へ行くように言われる。

そこで相方と雑談しながらしばし待つとなんかの医療ドラマに出てきそうな風貌の、ヒゲを蓄えた渋いDr.登場。再び一通り症状を説明し、喉を見てもらうと、「アレルギー反応ならもっと赤くなったりするはずだし、何より両側とも腫れるはず。片方しか症状が出ないってのがおかしいんだけど、僕の見立てでは"angioedema"だと思うよ。聞いたことある?なければ後でググってみて」とのこと。また新しい医療用語・・・。

とりあえず、抗ヒスタミン剤で様子を見て、引かない様なら明日ファミリードクターを受診するように言われ、その場ではBenadrylが2錠出された。

Benadrylは市販のアレルギー薬で、妊娠中にもokと言われていたので、鼻炎が酷くなった時には飲んでいたのだけど、なにせ私はこの類の抗ヒスタミン薬を飲むと、頭がクラクラになるほど「眠気」の方が良く効いてしまう体質。2錠飲んでしまうと、もうその夜は起きられないだろうと思い、夜中のオムツ換えは相方に任せることにした。(Dr.に確認したけど、授乳中もBenadrylの服用は問題ないとの事。「赤ちゃんが眠くなるかもしれないけど」と言ってたけど・・・えっ?)

結局、3時間置きに授乳のときだけ起こされ、終わったらまた寝るというのを繰り返しながら12時間眠ったら、腫れも引いていたので一件落着。

そうそう、ググってみたら、angioedemaとは日本語では「血管性浮腫」のことで別名「クインケ浮腫」(Quinke's edema)とも言うらしい。edemaとは浮腫、むくみのことで、そういえば妊娠中にも良く出てきた言葉だったなぁ。(幸い私は妊娠中にむくみが出ることはなかったんだけど。)

で、そのangioedemaなんだけど、原因は、良く分からないけど色々あるみたいで、アレルギー性のものだったり、疲れやストレスが溜まる事によって出ることもあるらしい。

良く分からないけどそういうものだということで・・・納得?

まぁ事なきを得て良かったのですが、医療に関係する言葉は、普段使わなくてもいざという時に知っておくとやっぱり役に立つなぁ、という事を痛感した一日でした。

これからメルクマニュアルを読む時は(私、結構これ読むの好きなんです・・・)、その英語名もチェックするようにしよう。

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